男は女の最初の恋人になりたがるが、女は男の最後の恋人になりたがる。

男は女の最初の恋人になりたがるが、女は男の最後の恋人になりたがる。

2022年6月26日 投稿者: ティーエフ

「男はきまって女の最初の恋人になりたがる。これは男の無粋な虚栄だ。
女にはもっと繊細な本能がある。女の望み、それは男の最後の愛人となることだ。」

オスカー・ワイルドとは

アイルランド

オスカー・フィンガル・オフラハティ・ウィルス・ワイルド(1854 – 1900)(名前が長い…)
アイルランド出身の詩人、作家、劇作家。
詳しい解説はウィキペディアへ

1871年北アイルランド、エニスキレンのポートラ王立学校を古典語の最高賞を受けて卒業。
1878年、オックスフォード大学を首席で卒業。
代表作は、「幸福な王子」、「ドリアン・グレイの肖像画」、「サロメ」ほか。

耽美主義文学の旗手的存在だったと言われる。
耽美主義とは道徳や功利の要素を取り去り、美の享受や形成を最も価値あるものとする芸術思潮。
時々、アニメでも見受けられる「何かしらの美学」を追求する考え方でしょうか?

衝撃を受けた 男は女の最初の恋人…

学生時代の恋愛

男は女の最初の恋人になりたがるが、女は男の最後の恋人になりたがる。

この言葉を初めて聞いたのは、まだ自分が10代の頃だったと思います。
当時は非モテな私でしたが、恋愛についてあれこれ考えるのはみな同じ。
私にもそれなりに、好きな女性がいました。

別にその女性と付き合ったわけではなかったのですが、なぜか彼女の過去が気になる自分がいました
過去を知ったところで、自分に何かできるわけではないのは分かっているはず。
ですが、そんな理性とは関係なく、なぜだか気になってしまう。
その感情を、自分ながらにとても不思議に思っていました。

そんな時、何がきっかけだったかは忘れましたが、「男は女の最初の恋人…」という格言を知りました。
それを聞いて、「こんな気持ちになるのは自分だけじゃないんだ」とホッとしたのを覚えています。

それとともに、以下のような疑問も持ちました。

  • どうして男性は女性の過去が気になるのだろう?
  • 女性は男性の過去がきにならないの?

女心など知る由もないこの頃から、恋愛についての素朴な疑問を抱いていたのです。

恋愛本能から考えてみた

①男は女の最初の恋人になりたがる

彼女を束縛する

「男は女の最初の恋人になりたがるが、女は男の最後の恋人になりたがる。」
恋愛本能は、このように考える傾向があります。

まずは、男性が最初の恋人になりたがる理由。
それは子供について、自分の子供だと確信を持てないためです。

男性は妊娠しないので、生まれてきた子供が本当に自分の子供か分かりません。
子供を育てる本能的な理由は、「自分の遺伝子を増やすこと」。
もし、大事に育てた子供が実子でなければ、男性はとても大きなエネルギーを浪費することになります
これは子孫繁栄を目指す本能にとっては、決して許せない出来事です。

実際、生物界では遺伝的な父親と育ての父親が異なることは、決して珍しくありません。
それは人間も同様で、一説には10%くらいは遺伝的な父親が別の人という説もあります。(連れ子を除く)

では、どうすれば自分の子供だと確信できるのか?
それが「女の最初の恋人になること」です。
最初の恋人で、その後、彼女を束縛すれば、生まれてくる子供は自分の子供と確信できます。
つまり、女性の過去が気になってしまうのは、女性に騙されないための防衛本能なのです。

②女は男の最後の恋人になりたがる

幸せな結婚

女性が本能的に男性に求めるもの。
それは自分と子供を守ってもらうことです。

女性は自分の身体の中で、わが子を育てます。
普通に妊娠している限り、生まれてくる子供は約50%自分の遺伝子を受け継いでいます。
本能にとっては子供の残り50%が、誰の遺伝子であろうと問題ではありません
(子作りの段階では、とても重要な問題ですが…)
最重要課題はこの子供を立派に成長させて、さらに子孫繁栄させていくことになります。

そのため、目の前にいる男性が自分と子供を見捨てないのが、女性にとって大切なのです。
だから、男性の過去にはあまり関心がありません。
自分を最後の女にしてくれるかが重要。
これが、最後の女になりたがる本能的な理由です。

男は女の最初の恋人… 実生活への応用

幸せなカップル

それでは、この格言をどのように活用すれば、実生活に役立つでしょうか?

まずは、男性へのアドバイス。
女性を元カノと比較してはいけません。
最後の女とは、言い換えれば「人生で最高の女」。
いろいろな過去があったけど、最後はお前と人生を共にするというイメージが大切です。

たとえ気になる点があったとしても、『誰かと比較する』のは絶対にNG
あくまで気になる点だけにフォーカスして、話してください。

一方、女性へのアドバイス。
基本的に、過去の話は一切しない方が良いでしょう。
知らない方が良いことは、知らせてはいけません。
もし、彼に聞かれたとしても徹底的にとぼけましょう

男性のジェラシーは本能からの感情。
多くの場合、理性ではコントロールできません。

お互いに、相手が望む自分であることを意識して、良い関係を続けていきましょう。

投稿者プロフィール

ティーエフ
ティーエフサイト制作者
人生の失敗を繰り返して、それでも元気に頑張っています。
仕事では、企業内の勢力争いに巻き込まれて左遷されたり、起業に失敗して借金を背負いました。
数々の失敗を自らの糧としながら借金を全額返済して、新しいスタートに取り組んでいます。
失敗や学びから人間の心理を勉強して、生きていくためのヒントを見つけていきます。