錆びつくより擦り切れる方がまし

錆びつくより、擦り切れるほうがましだ

2022年5月7日 投稿者: ティーエフ

なぜ引退しないのですかと聞かれたら、私はこう答える。
「錆びつくより、擦り切れるほうがましだ」。
じっとしていて錆びつくより、
身を粉にしているほうが好きなんだ。

カーネル・サンダースとは

フライドチキン

ハーランド・デーヴィッド・サンダース(1890 – 1980)
アメリカ合衆国出身のケンタッキー・フライド・チキン(KFC)の創業者。
「カーネル」はケンタッキー州から与えられた「名誉称号」。(知らなかった…)
詳しい解説はウィキペディアへ

20代後半に除隊後、約40種の職を渡り歩く。
30代後半にはガソリンスタンドを経営するも倒産。
39歳の時に「サンダース・カフェ」を始め、フライドチキンが目玉商品になる。
65歳で不振の「サンダース・カフェ」を手放し、フランチャイズビジネスに注力

その後、世界的なフランチャイズチェーンを構築し、90歳で逝去。
ある意味、世界で最も親しまれているおじいさんかもしれませんね。

自己解釈 錆びつくより

錆びつくより

みなさんは、日本の社会人がどのくらい勉強しているかご存じですか?
総務省の調査結果では、「主に仕事をしている人」の勉強時間は1日平均6分だそうです。
(出典:総務省の平成28年社会生活基本調査

日本人はとても勤勉というイメージを私は持っています。
私の周りを見回しても、仕事を一生懸命頑張っている人をたくさん見かけます。

ですが、ここで良く考えてみましょう。
周りの人、特に私も含めた年配の人で、「この人かなり勉強しているな」と感じる人はどれだけいますか?

確かに、博識な人はそれなりにいます。
ですが、そこで語られる内容の多くは、過去に学んだ経験や知識。
知識をアップデートしていると感じることは、ほとんどありません。

仕事は一生懸命している。
労働時間が長くて、勉強できていない。
これらが事実だとすると、私たちにはどのような現実が訪れるのでしょうか?

錆びつく意味とは?

何もしない休日

世の中は常にイノベーションが起きています。
そして、イノベーションが起きるスピードは、速くなる一方です。

その結果、人は年齢を重ねるほど、非効率な存在になる可能性が高まります。
「年齢を重ねたからこその、知識や経験があるじゃないか!」
もちろん、そういう意見にも一理あります。
しかし、その考え方自体が、自分の弱体化を招きます。

イノベーションとは、ある意味基本ルールが変更されること
これまで走って競争していたものが、自転車OKになったようなものです。

ここで「過去の経験」にこだわって、走る技術を磨いたとします。
ですが、始めから自転車を学んだ人に抜かれるのは時間の問題でしょう。

それでは、どうすれば自転車を学んだ人に勝てるのか?
まずは、自分で自転車を学ぶことです。
自転車に関する知識や技術が同じであれば、「過去の経験」がアドバンテージになります。
つまり、基礎となる知識を同じところに持っていくことで、自分の過去に価値がつけられるのです

錆びつくより、擦り切れよう!

年齢に負けずチャレンジ

私たちは、学ぶこと、チャレンジすることを止めた時から錆びついてしまいます。
変化しないことや脳に大きな刺激を与えないことは、脳にとっては快適な環境です。
そのため、私たちは何となくTVや動画を見たり、ボーっとして休日を過ごしてしまいます。

ですが、この状態が続くほど、私たちの能力は錆びついてしまいます。
この状態を抜け出すには、まずは行動することです。

年を取ってから、新しいことを学ぶのは本当に疲れます。
ですが、自分が錆びついてしまうよりも、擦り切れるくらい学んでみましょう。
学んだ人と学ばなかった人。
1~2年では大した差にならなくても、10年経てばものすごい差が生まれます。

カーネル・サンダースは、65歳になっても新たなチャレンジを始めています
そう考えれば、自分が学ばないこと、チャレンジしないことへの言い訳にはなりません。
人生、最後のゴールを迎えるまで、「錆びつくよりも擦り切れていきましょう!」

投稿者プロフィール

ティーエフ
ティーエフサイト制作者
人生の失敗を繰り返して、それでも元気に頑張っています。
仕事では、企業内の勢力争いに巻き込まれて左遷されたり、起業に失敗して借金を背負いました。
数々の失敗を自らの糧としながら借金を全額返済して、新しいスタートに取り組んでいます。
失敗や学びから人間の心理を勉強して、生きていくためのヒントを見つけていきます。