
人は人生が公平でないことを、悟れるくらいに成長しなくてはならない。
2022年4月22日人は人生が公平でないことを、
悟れるくらいに成長しなくてはならない。
そしてただ、自分の置かれた状況の中で最善をつくすべきだ。
スティーブン・ホーキングとは

スティーヴン・ホーキング(1942 – 2018)
イギリス出身の理論物理学者。
詳しい解説はウィキペディアへ
ブラックホールの特異点定理を発表。
特異点とは、時間や空間という概念が破綻する点のこと。
空間のある部分を限度以上に曲げると、必然的に特異点を含む構造に発展するという考え方が、「ペンローズ=ホーキングの特異点定理」というそうです。
「車椅子の物理学者」としてよく知られ、サイエンスライターとしても活躍。
著作には『ホーキング、宇宙を語る』などがあります。
自己解釈 人生が公平でない

そもそも、「公平」とはどういう意味でしょうか?
また、「公平」と「平等」はどう違うのでしょうか?
公平とは、「すべてのものを同じように扱うこと」「判断や処理などが、かたよっていないこと」。
平等との違いは、スタートラインに立つときの補正があるかです。
私は競馬が好きなので、多少の無理はありますが競馬で例えてみます。
平等とは、出走馬が全て同じ斤量(騎手+重りなどの総重量)のレースとなります。
一方、公平とは馬の強さごとに斤量を変えて、おおよそ同じような強さに調整するレースです。
このように調整を行ったうえで、レース結果については着順で決まります。
つまり、公平とはすべての人が同じスタートラインに立てるようにしようとすることです。
これは、社会的にはとても意義のあることですし、実現することで社会の活力は上がるでしょう。
ですが、現実社会で公平が実現することは、ほとんどありません。
公平どころか、むしろ逆ハンデ戦のようなもの。
強いものはますます有利になり、弱いものはますます不利になります。
現在は、過去の積み重ねによってつくられています。
過去が変えられない以上、現在の状況はどうやっても変えられない。
しかし、現在から行動を積み重ねていけば、未来は変えられます。
早くその事実に気付いて、今を一生懸命生きろということでしょう。
格言から学ぶこと

何か語られていることが、釈迦の「過去は追ってはならない、未来は待ってはならない。」と同じだなと感じました。
紀元前の東洋思想と、近代の西洋思想で語られていることが似ている。
それだけ、シンプルで物事の真理をついているのだと思います。
ホーキング氏は難病を抱えている時点で、公平な人生を望むことはできなくなりました。
「だけど、そんなことをくよくよ考えても仕方ない。」
「それよりも、自分の置かれた状況の中で最善をつくそう。」
「そうすれば、新しい可能性が見えてくるかもしれない。」
なんだか、そんな思いを自分が行動することで多くの人に示したような気がします。

「どうして自分だけ不公平な目に…。」あなたの納得できない気持ちを診断します。
投稿者プロフィール

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人生の失敗を繰り返して、それでも元気に頑張っています。
仕事では、企業内の勢力争いに巻き込まれて左遷されたり、起業に失敗して借金を背負いました。
数々の失敗を自らの糧としながら借金を全額返済して、新しいスタートに取り組んでいます。
失敗や学びから人間の心理を勉強して、生きていくためのヒントを見つけていきます。
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